大学入試共通テストは必要なのか

 sunset of hawaii.jpgすったもんだの末、大学入試共通テストで民間の英語試験採用はとりあえず延期になった。当然のことである。そして今度は、数学と国語の記述試験がやり玉に挙がっている。昨日の新聞によると、野党共同で記述問題を中止させる法案を出すそうだ。つまり、政治の世界では与党も野党も大学入試共通テストを行うことには異論が無いということだ。
 なぜそうまでして大学入試共通テストを行う必要があるのか、私にはさっぱり分からない。かつては、共通一次もセンター試験もなかった。入学試験問題は各大学が作成し採点して合否を発表した。少子化が進み、定員割れをおこしている大学もある現状で、なぜかつてのような大学入試に戻すことができないのだろう。

 大学側は、自校の校風にふさわしい学生に入学して欲しいと願っているはずである。それを共通テストの得点で選別することは不可能である。むしろ、大学独自で作成した入学試験問題を受験してもらい、大学の先生たちが採点する方が、希望に合う学生を選べることができるのではないか。
 受験生にしても、学業も半ばの1月早々に試験会場に足を運ばなければならない。国と大学の二次試験への二重の受験料支払いは大きな負担にちがいない。しかも、共通テストの採点料は民間業者に渡ることになる。受験生としては納得できるはずがない。

 大学入試共通テストにどれだけの費用がかかるのだろうか。私にはさっぱり見当がつかないが、数億円、あるいは数十億円になるのかもしれない。それも、毎年のことである。こんなことにかける金があるのなら、令和新撰組の山本代表が訴えていたように、その金で奨学金徳政令を行えばよい。借金返済のためのアルバイトに時間と労力をとられ、思うように勉強ができない学生はどれほど助かることだろう。それでも余る金が出るならば、給付型奨学生を増やすのが良い。このことができるならば、金のことを心配せず学業に専念できる学生が増え、日本の大学のレベル全体が底上げされ、将来の科学技術の発展に大きく貢献することになるだろう。
 そもそも、大学受験生だけのために、どうしてこうも国が気と金を使わなければならないのだろう。同じ18才でも、就職をしたり専門学校に進む若者も大勢いる。国や政治家はこの人たちにどれだけ気配りを施しているのだろう。比較的富裕層に入ると思われる大学受験生の方だけを重く見ているような気がしてならない。桜を見る会でもあるまいに。

 共通テストがなくなれば、毎年のように起こる積雪やインフルエンザの流行によるトラブルも心配する必要はなくなる。高校の授業にも余裕が出る。政府や文部科学省も仕事が一つ減り、世間からとやかく言われることもない。なにも悪いことはないように思う。強いて言えば、民間業者が儲けのルートを失うことか。
 
 政治の世界には何の知識もないぼんくら老人が思うような単純なことでは恐らく無いのだろう。なにしろ、与野党の政治家の先生がこぞって大学入試共通テストの存在と実施は認めているのだから。それにしても、ぼんくらとしては何かしっくりしないものがある。

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