地理の知識

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 日本地理学会が調査した結果、宮崎県の位置が分かる高校生は42%、イラクは25%だったそうである。高校生でこうなのだから、中学生ではもっと低い数字になることだろう。

 中学生の地理の知識が乏しいことには、受験直前の中学三年生に地理を教える中で、毎年驚かされている。
 日本地図から全ての県を答えられる生徒は、ほとんどゼロに等しく、中には鳥取県という県の存在も知らず、カナダとオーストラリアの位置をとり違える生徒もいる。イラクは言うに及ばず、フランスやドイツの位置を答えられない生徒は大勢いる。今年の神奈川県の高校入試問題に、愛媛県の県庁所在地を書かせる出題があった。果たして正答率はどれくらいなのだろうか。

 中学生に地理の知識が不足していることには、それなりの原因がある。その一つは、地理は主に一年生で習うことである。ふつう、一年生は二年生や三年生ほど勉強せず、まして英語や数学に比べれば社会科はマイナーな教科なので、軽視してしまうのである。そして三年生になり、いざ受験というときには、多くの生徒が地理の知識は全くゼロという悲惨な状態になっているのである。
 二つめは、地理の教科書の編集が一部の県に偏っていることである。その結果、宮崎県の位置も知らないのに、山形県にはやたらと詳しい中学生ができあがることになる。

 内なる国際化がさけばれて久しい。日本にいる外国人に「お国は?」と聞いて、その国が世界地図のどこにあるのかも知らないようでは失礼である。国際社会で生きる中で、英会話力も大切ではあろうが、あるいはそれ以上に最低限の地理の知識は必要だと思う。

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