新入塾生

 8月中のご恩塾はずうっと休みをとっていた。私には社会人となってから初めての長期休暇だった。  マイカーで藤沢から八ヶ岳を経て新潟へ。新潟からはフェリーで小樽に渡り、そこから通称オロロン街道と呼ばれる日本海沿岸をひた走る。留萌で一泊して更に北へ。行き着いたのはさいはての温泉地豊富温泉である。  ここでしばらく湯治をして心身を休ま…
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久しぶりに

 昨日、約40日ぶりに授業を再開した。この日の参加は、小学4年生と中学1年生と2年生。残念ながら台風21号の影響で休みをとった生徒もいた。  最初に、9月からの通塾予定について話し合った。9月からは木曜日も授業日としたため、火曜~金曜の週4日の授業となる。時間も各学部20分ずつ繰り下げ、生徒たちにとってはより通いやすくなった。その…
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前期最終授業

 昨日(27日)が、ご恩塾の前期最終授業日だった。この日参加してくれた小学生1名と中学生1名に、ご恩塾で勉強した1学期間の感想を聞いてみた。  最終授業日には中学生が2人来る予定だったが、何かの手違いで1人だけの参加になった。かわりにと言っては何だが、予定外で中学生の授業時間帯に小学生が1人参加してくれた。その生徒は、ご恩塾が今日…
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芥川を一冊読了

 ご恩塾をオープンしてほぼ4カ月、そろそろ夏休みに入る。ここで一段落で、夏季期間は休講とさせていただくことにしている。私は、かねてから計画していた湯治に出かけ、しばらくはゆっくりさせていただくつもりでいる。  そんな前期の授業も終盤に近づいた昨日、4年生の国語で教材としていた芥川龍之介の本を4ヶ月かかってようやく読み終えた。  …
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9月からの構想

 ご恩塾は7月28日から夏期休業に入り、9月3日まで休ませていただく。生徒の皆さんには申し訳ないけれども、私にとっては学生時代以来数十年ぶりの長期休暇となり、この機会にゆっくり休ませていただこうと思っている。  夏期休業に関してはご家庭には既に了解を得ており、生徒の皆さんにはそれぞれに課題を与えているので、夏休み中は心配ないのだが…
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開塾3ヶ月

 今日でご恩塾をスタートしてちょうど3ヶ月になる。おもえば、4月3日開塾までの数ヶ月間は、どのように形容していいか分からないくらい、それはそれは大変な数ヶ月だった。おそらくは、私の人生の中でも最も重い決断を迫られた期間だった。  幸いにして、私が経営していた旧SHOSHINのスタッフであり、現SHOSHINのスタッフでもある皆さん…
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ご恩塾の本棚

 開塾したときに奮発して購入したものが3つある。机と本棚そしてコピー機である。このうち、本棚は是非大きめのものを用意したいと思っていた。その理由のひとつが、自宅で置き場所に困っていた本の一部を運び込むためである。  4月以降少しずつ自宅から本を持ち込み、また、生徒に読んでもらいたい本や教材に使えそうな本などを購入して、本棚もようや…
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覚悟

 吉野源三郎さんの『君たちはどう生きるか』を小学生の国語教材として使用している。その中で、主人公(コペル君)のおじさんが、大きな過ちを犯してしまった主人公に、その償いをする覚悟を説くくだりがある。今までは軽く見過ごしていたが、生徒と一緒に読む中で、非常に重い言葉であることに今さらながら気づいた。  鎌倉時代の武士は、いざ幕府にこと…
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徒然草の授業

 昨日の授業は、前半の小学生が参加者1名、後半の中学生も1名のみだった。完全1対1の個人指導をそれぞれ100分ずつ行ったので、それなりに中身の濃い授業にはなったものの、生徒たちは、ちょっと寂しそうだった。  小学生(6年生)の国語の授業では『徒然草』をプリントし、音読してもらった。小学生用に易しく書かれているとはいえ、古文を音読す…
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ご恩塾の「画廊?」

 若い頃から写真が好きで、休日ともなるとカメラをかついであっちこっちへ出かけたものだった。それは今でもささやかに続いている。  自然や動物などを写真に撮っては、意味も無くプリントアウトしたものがずいぶんとたまってしまった。そこで、月ごとにテーマを決めてご恩塾に飾ることにした。  その理由は二つある。一つは、ご恩塾の性質上、ともす…
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スマホと学力

 ふた昔前には、ニンテンドーなどが売り出したゲーム機が流行った。中学生ともなれば、皆が何らかのゲーム機を持っていて、修学旅行ではほとんど全員がバスの中でゲームをしていて、ガイドさんの話を誰も聞いていなかったというエピソードもあった。  ひと昔前には、ゲーム機をテレビにつないで遊ぶ新種が登場した。子どもたちは外で遊ばなくなり、家…
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初の試験対策

 中学1年生にとっては、初めての定期試験が間もなく始まる。生徒たちも多少は中間テストのことが気になってきたようである。  いつもいつも苦手な数学だけを勉強していた生徒も、さすがに他教科も気になってきたようである。本日の授業では、ある生徒は英語を、ある生徒は理科を勉強すると言い出した。そこで急遽、英語と理科の問題をコピーし、解いても…
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ご恩塾での教科指導~小学生算数

 ご恩塾では現在、4年生と6年生に算数を教えている。いずれも教材は私の手作りである。  6年生用は、これまで長年にわたって作成してきたファイルがあるので、それを藤沢市採用の教科書に即して編集し直し、更に問題のレベルをやさしくし、量的にもスリムにして使っている。  4年生用は、完全に最初からの作成である。これも藤沢市採用の教科書に…
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なんとなく落ち着きが

 ご恩塾の授業曜日は、火・水・金で、連休中も火・水は休みではなかったため、ほぼ平常通りの授業ができた。そして先週は完全に普段のペースに戻ったのだが、何か今までとは違った雰囲気を感じた。  ご恩塾をはじめてちょうど1ヶ月が過ぎ、通っている生徒たちも、ようやく塾に慣れてきたことが、その大きな理由だと思う。学年や学校の違う生徒たちの間で…
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連休の谷間に

 今週は、5月1日と2日のみがご恩塾の開講日となる。このことはおそらく世間一般でも同様で、特に役所関係の方々はカレンダーの赤くなっていないこの二日間に集中してたまった仕事を成し遂げなければならなかったことと思う。  そんな、連休の谷間とも言える日の初日に、市役所の方々がご多忙の中、ご恩塾を訪ねてきてくださった。もちろん用件は、ご恩…
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ご恩塾での教科指導~小学生国語

 黒岩祐治神奈川県知事が、灘中学校在籍時代に学んだ極めてユニークな国語の授業を紹介した本がある(『灘中奇跡の国語教室)』。当時、黒岩知事の国語を担当した先生が、故橋本武氏であった。  橋本氏の授業とは、中勘助の『銀の匙』を、中学校の3年間かけて読み進むというものである。黒岩知事の本を読み、橋本氏のこの授業方法を私はとても素晴らしい…
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親の陰を気にせず

 受験指導やカリキュラムを消化する義務のプレッシャーがなく、今はのびのびと、思うように授業が出来ることを以前に書いた。実はもう一つ、非常に大きなプレッシャーから解放されたことをしみじみ感じている。  それは、生徒の背後に存在する親からのそれである。どんな職業でも、お金を稼げなければあがったりで、そのためには「客」の存在が不可欠であ…
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ご恩塾も国際的に

 先週末、市役所の方が二人の生徒さんを連れてきてくださった。一人は、ご両親が南米の小学生。もう一人は、母親は日本人だが父親は外国人の中学生である。どちらも日本生まれで、日本語は自由に使えるので、安心した。  面接で感じたのは、二人ともとてもしっかりしていて、明確な将来のビジョンを持っていること。ご恩塾での勉強を最優先して目標に向け…
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ノン・プレッシャー、ノン・ストレス

 学校の先生のように、生活指導や部活の顧問等で、学習指導以外に時間や労力を割くことはない。サラリーマンや役人のように、常に上司の目をうかがい、同僚にもそこそこ気を遣うこともない。商店街のおかみさんのように、客に愛想よくこびを売ることもない。  他業種の方から見れば、塾の教師とは、植木等の歌のように気楽な稼業と見えるかも知れない。 …
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相次ぐ入塾希望者

 開塾して5日間、入塾希望者が相次いでいる。これは、市役所の担当官の皆様の奔走によるもので、本当にありがたい。  まだまだ塾生は少数とは言え、始まったばかりである。この先、市役所の紹介に加えて、ご恩塾の存在が徐々に浸透していけば、生徒は増えていくことが期待される。私はいま、50才くらい若返った気持ちになり、塾の理想に燃え、生徒指導…
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初授業

 ご恩塾の開校日は4月3日火曜日としていた。本当にこの日に授業ができるのか、はなはだ不安だったが、数名の生徒さんが集まり、なんとかスタートを切ることができた。  小学生の国語の授業では、物語文を読み、要約と感想を書いてもらった。算数は、あらかじめプリントを用意し、そこから前学年の復習を演習してもらった。市販の小学生用の参考書や問題…
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初めての問い合わせ

 転居前のSHOSHINの電話番号0466-45-5555をそのままご恩塾で引き継いでいる。  一昨日、その電話番号に「チラシを見たのですが・・・」と、あるお父様から問い合わせがあった。今のところ、電話の用件のほとんどはSHOSHINへのものなので、チラシの内容について聞いてみると、「寺子屋と書いてありました」とのこと。これはご恩…
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引っ越し完了

 3月21といえば春分の日。暦の上ではもう春も終わりとなる日なのに、なんと、この日は朝から雪だった。  とんでもない日に引っ越し日を設定してしまったが、もうどうしようもない。雪の中、机や黒板を運んだ。もっとも、量的にはわずかなもので、しかも引っ越し屋さんがすべてやってくれたので、引っ越しそのものは簡単に終わった。  翌22日…
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生徒は集まるのか

 生活困窮世帯子弟の無料塾を立ち上げる。その意気込みはいいけれども実際に生徒は集まるのだろうか。あるいは、どうやって集めたらいいのか。実はこのことが最大の悩みだった。  塾の性質上、まさかチラシをまいて生徒募集をするわけにもいかない。そこで、藤沢市役所の「子育て企画課」に恐る恐るメールで問い合わせてみた。驚いたことに、市では私の計…
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へんな塾名

 新しく塾をはじめるにあたって、塾名をいろいろ考えた。  はじめは「湘下損塾」と名付けようと思った。むろん、私の尊敬する吉田松陰先生の塾の名を拝借した名前である。湘南台で始めるので松を湘に、やればやるほど損をするので、「損を覚悟」の意味で村を損にしたのだが、あまりにもパロデイーであり、身内から反対論も出たので、あっさり取り下げた。…
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ご恩塾の立ち上げ

 私は北海道留萌市という小さな町で生まれ、高校卒業までそこで育った。私の高校時代、市の人口は4万人程度だったと記憶している。過疎が進んで今はその半分程度である。そんな小さな町にも7月には年に一度のお祭りはあった。 私が小さい頃、お祭りに出かけると、神社の周りには白い服を着て軍帽をかぶった傷痍(しょうい)軍人がいた。傷痍軍人と言って…
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学習支援のハードとソフト

経済格差から広がる学力の格差について、政府や一部政党から現実的な提言が出されてきたのは良いことだと思う。例えば、私立高校の学費無料化や貸与型から給付型奨学金へ、などである。 少子化が進み子供の数が減る中で、将来の日本を背負う人材の育成は喫緊の課題であることを思えば、このことは当然のことと思う。これらがより早く、より広い範囲…
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良心と忖度

日本国憲法には、良心という言葉が二回使われている。一つは、第19条の思想及び良心の自由であり、もう一つは第76条、裁判官の良心についてである。  良心という言葉は、まことに使い勝手が良いが、よく考えると抽象的な言葉である。時代によっても良心の有り様は変わってくるのではないだろうか。江戸時代の武士であれば、主君や親の仇を討ったり…
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簡単には面白さがわからないものにこそ、本当は価値がある

 ドナルド・キーンさんの名前は、司馬遼太郎さんの著書の中でよく目にしていたので知っていた。この日本文学研究者が、東日本大震災をきっかけに日本の国籍を得たこともニュースで知った。日本びいきと言うだけではなく、本当に大きなご立派な方なのだと思う。  朝日新聞のインタビュー(2016年5月20日)で、キーンさんは石川啄木について語ってお…
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体質

 三菱自動車が、今度は燃費偽装でその隠蔽体質をさらけ出した。かつてはリコール隠しで世間の批判を浴びた時もあった。生真面目な堅物で通っていた私の教え子が、やむにやまれず三菱自動車に辞表をたたきつけたのはこのときのことである。横浜国立大学を出て三菱自動車株式会社に就職したときは、ご両親と一緒に喜び、その前途を祝福したものだったが、今にして思…
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晩年の分かれ道

 人間、60をすぎて晩年期を迎えると、その前には2つの分かれ道が待ち構えている。  一つ目の道は、穏やかな晩年が保障されている道である。役所や一流企業を定年退職し、葬式後も含め安心して老後をおくれるだけの貯蓄があり、家庭にも何の不安もなく孫に囲まれて悠々と生活できる、まさに「六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従うて、矩をこ…
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買え買え買え買え

 民放のテレビ番組を見ていると、コマーシャルのうるささにいささか幻惑する。大きいものは家や車から小さいものはスナック菓子まで、とにかく、買え、買え、買え、である。  テレビの中でイケメンや美少女がにっこり笑って「安い」「うまい」を連呼する。しかし、途方もない広告宣伝費を使った賞品が本当に「安い」のだろうか。「うまい」との味覚は人に…
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信州上田市

 上田西高校が甲子園で作新学園に負けた翌日、久しぶりに上田市へ家族で出かけた。その目的は、一度は訪れてみたかった「無言館」の見学である。戦争にかり出された多くの画学生の遺作を自分自身も見たかったし、小学1年生の孫にも見せ、幼心にも戦争の悲惨さを味わってもらいたいと思った。しかし、孫がどこまで理解できたかははなはだ心許ない。いつの日か、無…
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ジョニーは戦場に行った

 遠い遠い昔のことなので、題名は間違っているかも知れない。こんな名前の映画を若い頃見たことがある。  ジョニーという普通の青年が戦争に行き、そこで大けがをする。病院に運ばれ、かろうじて一命は取り留めるがベッドに置かれたままの状態になる。両手両足は無くなり、顔も爆弾でやられる。従って声も出せず、目も見えず耳も聞こえない。健全なのは脳…
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六会はどこですか?

 川沿いを犬を連れて散歩していると、サイクリングをしている人から「六会はどのあたりですか?」と尋ねられ、一瞬どう答えてよいかためらってしまった。 「六会駅はどこですか?」とか「六会小学校はどこですか?」ときかれれば、「この道を右に曲がって……」と具体的に道順を教えることができるが、「六会」だけでは漠然としすぎている。「ここも六…
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補助金

 安倍首相をはじめ、自民党の重鎮たちや民主党代表の岡田氏らに、補助金を受けた企業から献金が寄せられているとの報道があった。  「お上」への献金は田沼時代からのことであり、今さら驚いたり憤慨したりすることもない。「またか」と、庶民はあきれ、あきらめるしかない。  驚いたのは、政府には「補助金」制度があり、かなりの数に上る企業がその…
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頑張ることを否定する発言を否定する

 「『頑張れ物語』」の落とし穴」と題した、家庭教師を職業とされる女性の方の「語り」が朝日新聞に掲載されていた(2015年1月21日) 。この方は、中学受験で「頑張る」ことを冷ややかな目で見ているようだ。  以下、朝日新聞からこの方の「語り」を引用させていただく。  正月特訓とか夏季合宿とか中学受験業界には独特のやり方がありま…
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グローバル化とガラパゴス化

 グローバル・スタンダード、グローバリゼーションなどと、「グローバル」という言葉が喧しい。世はグローバル社会だと言って、やれ語学研修だとか、異文化交流だとかが、あちらこちらで賑わいを見せている。  しかし、私自身の周りを見渡しても、グローバル化の波が押し寄せているとは、さして思えない。グローバルも結構だが、もっと自分の足もとを見た…
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イヤならやめろ!

 堀場雅夫さんという方が書かれた同名の本がある。本書は、ベンチャー・ビジネスのはしりとも言うべき堀場氏のエッセー集で、その中に、「仕事も夫婦も、イヤならさっさとやめた方が良い」という主旨のものがある。  ここで私が述べたいのは、この反対のこと、すなわち「イヤでも続けろ!」ということである。  今の子どもは、小さい頃から習い事の二…
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個人情報とダイレクトメール

 ついこの前まで、職業別電話帳とともに個人の電話番号と住所の入った電話帳がNTTから配られていた。数年前とはいえ、のどかな時代だったと言えよう。  個人情報の保護が重視されるようになり、個人別電話帳も姿を消した。  一方で、ツイッターやラインなどといった情報媒体が若者を中心にものすごい勢いで普及していると聞く。特に有名人でなく…
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子どものころの花見の思い出

 北海道の桜の開花は5月である。「内地」とちがって花と葉が同時に開くので、それほどきれいだとの印象はなく、私は桜よりもむしろ家の敷地内にあったアカシアの花が好きだった。  昔の家庭はどこでもそうであったように、我が家も家族そろってどこかへ出かけることなどほとんどなかった。それでも5月のあるとき、父の会社の花見に便乗して、家族で花見…
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入学試験と就職試験

 若いころ受ける数多くの試験の中で、おそらく最も大切な試験は、入学試験と就職試験だろう。 入学試験と就職試験では、その性質上大きな違いがある。かたや入学試験は、入学後に学校の指導方針やカリキュラムに耐えうる人間かどうかを判定する試験であり、かたや就職試験は、企業が求めている人物であるか否かを判断する試験である。したがって、入学…
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外来語が多すぎないか

 ラジオを聞いていたら、女性アナウンサーが「すてきなアーティストの登場です」と言う。 ピカソかモーツアルトでも登場するのかと思っていると、名前も聞いたことのない歌手が、これも聞いたことのないテンポの速い曲を歌い始めた。今ではロック歌手、それもそのほとんどは数年後には名前も忘れられるにちがいない若い連中のことを「アーティスト」と言う…
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二つの投書

 今となってはずいぶんと過去の投書となってしまった。 本年5月14日の朝日新聞へのお二人の著名な作家の投書である。このことについての感想を書こうと思いつつ、時間に追われてついつい今となってしまった。  お一人は、森村誠一氏(80)である。「憲法9条が風前の灯火(ともしび)である。」で始まる森村氏の投書は、現行内閣による憲法改訂の…
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てんびん

 食塩水の濃度の問題で、てんびんの図を用いて説明することがある。てんびんとは、釣り合うことが前提となっている。だから、釣り合わなければてんびんとしての機能を果たすことが出来ない。  ところが昨今、てんびんにかけてもまるで釣り合わないことがある。  右の皿には「アベノミクス」というおもりをのせる。左の更に「反原発」をのせても、てん…
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早生まれは中学受験に不利?

 4月10日付の朝日新聞に興味深い記事が載っていた。 「早生まれ、選手に不利?」のタイトルで、特に団体スポーツの選手にとって早生まれは不利になるか?を特集したものである。  この記事には、プロ野球選手、Jリーグ選手など5種類のスポーツ選手について、生まれた月と選手数との相関関係を表したグラフが示されていた。その中で私が特に注目し…
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歴史に学ぶ2

 1931年、「満州は日本の生命線である」と言って満州事変を起こし、多くの開拓民が満州に渡った。日清戦争後は台湾を植民地にし、日露戦争後は樺太にも多くの日本人が移り住んだ。  戦争が終わり、満州や樺太から多くの引き揚げ者が日本本土に戻ってきた。終戦直後のNHKラジオでは「尋ね人の時間」という、満州や樺太から引き上げてきた人たちの消…
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歴史に学ぶ1

 4代将軍家綱の時、明暦の大火がおこり江戸の町の大半が消失した。その復旧作業で幕府は100万両とも言われる資金を費やした。  5代将軍綱吉は母親のために江戸市中に寺社を造らせるなどの浪費をした。このため、吝嗇で有名な家康が築いた財も底をつき、幕府財政は窮乏化した。以後、幕府は享保の改革に始まり、様々な改革を行うが、財政は好転するこ…
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数の論理-その功と罪

 塾・予備校の世界では「東大○名」「開成○名」といったような、合格者数による宣伝方法が相変わらず主流である。母集団が多ければ合格者数も多くなるのは当然であり、また合格者数が多ければそれと比例して不合格者もそれなりに排出しているはずである。それなのに合格者数だけをことさら鼓舞する宣伝方法はフェアではない。合格者数を出すのであれば、受験者数…
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冬来たらば春遠からじ

 冬来たらば春遠からじ。  あがらぬ雨はない。 誰が言った言葉か知らないけれども、確かに気象学的には正しい言葉だろう。 日本列島が突然赤道直下に移動したり、砂漠気候にならない限り、温帯の日本列島には四季がある。冬の次に春が来るのは当たり前だし。雨も頻繁に降ったりやんだりする。  しかし、この言葉はおそらくそういう意味…
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言葉が軽すぎはしないか

 「目黒のサンマ祭り」なる祭りが行われたとのテレビニュースで、参加者の中年女性が(おいしいさんまを食べさせてもらって)「感謝の気持ちでいっぱいです。」と言っていた。  スポーツ競技で勝利した選手の言葉を聞いて「勇気をもらった。」とコメントしていた男性がいた。  何かのイベント参加者へのインタビューなどで、最近よくこのような言葉を…
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塾帰りの子どう守る

 広島でとんでもない事件が起きた。塾帰りの小学生を大学生がかばんに押し込めて連れ去ったという信じられない事件である。 幸い、子どもは無事保護され、事なきを得たが、被害にあった子どもは、どんなに恐ろしかったことだろう。子どもが誘拐されたことを知った保護者はどんなに心配したことだろう。  塾人として私が気になるのは、塾帰りの子…
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備えあれば

 8月12日から3泊4日で伊豆天城へ小学生を合宿に引率してきた。  今回は送迎バスを利用できたので、行き帰りの車の運転をすることがなく、ずいぶんと楽ができた。ただ、合宿先でマイカーを使えない不便さを一瞬味わった。  合宿中、ある生徒のメガネのねじがはずれ、メガネを使用できなくなってしまった。勉強のための合宿なので、メガネがなけれ…
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飲酒検問

 私は毎日毎日朝から晩まで働いている。夜10時、授業を終え、へとへとになって帰途につく。その前に生徒送りという重要な仕事がある。言うまでもなく、夜の遅い時刻に生徒たちを安全にご家庭に送りとどけるためである。  最近、生徒送りの途上に飲酒の検問で車を止められることが多い。何年か前、福岡で飲酒運転によるあれだけ大きな事故が起きたことも…
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一発勝負

 水泳のロンドンオリンピック代表選考会での代表の選び方が実に良い。レースで上位2位以内に入り、かつ基準のタイムを上回ること。これだけだとのこと。過去の実績も全く無関係。これほどわかりやすい代表の選び方はない。  当日、体調が悪く思うように泳げなかったとしても、それは自己責任であり、不運だと割り切るほかない。  スポーツの選考会に…
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職業としての塾教師

 人間、ひとたび独立すれば自分で生活しなければならない。やがては家族を養い、親の面倒も見なければならなくなる。趣味を持ったり、たまには娯楽も必要だろう。これらは、いわば独立した人間としての上部構造と言える。  下部構造は、経済力である。独立した生活をするためには金を稼がなければならない。そのために仕事をする。私の場合の仕事は、塾教…
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市民意識の成熟

 普段は車を利用する機会が多いのでなかなか気づかないが、たまに犬の散歩で歩道を歩くと犬の糞とガラスの破片があちこちに散らばっているのに気づく。  今どき、野良犬はそれほどいないと思うので、散歩に連れ出し、糞の処理をせずに知らんぷりを決め込む愛犬家がまだまだ多いのだろう。歩道のほとんどは舗装をしているので、糞はいつまでも同じ場所に転…
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現代の魔女狩り

 鉢呂前経済産業大臣の発言をめぐって、本日(9月13日)の朝日新聞にいくつかの意見と記事が載っていた。  一つは「オピニオン面」に掲載された写真家藤原新也氏の意見である。氏は、福島第一原発周辺を「死の町」と表現した鉢呂氏の実感はありのままであり、どこがおかしいのか。と述べておられる。  「声」欄でも、鉢呂氏の発言への非難は的外れ…
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SFHでの椿事

 鳴り物入りでスタートした「横浜サイエンスフロンティア高校」(以下SFH)で前代未聞の椿事が起こった。  前任校での数学指導の手腕が買われ、副校長としてSFHに抜擢された教師が、数学の教員免許を偽造していたという。更には、うその東大理学部卒業証明書を提出していたそうだ(朝日新聞7月30日)。  免許や証明書を偽造することが良くな…
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ファミレスの出現と日本文化

 ファミリー・レストランの売り上げが、ここ3ヶ月連続で落ちているとニュースが伝えていた。その原因は、東日本大震災による自粛ムードと、焼き肉店での食中毒にあるとのことだった。  昔は、外食店と言えばラーメン屋かそば屋、それとすし屋くらいなものだった。日本でファミリー・レストランが営業を始めたのは、70年代に入ってからのことだ。そこで…
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数による合格実績の危うさについて

 受験シーズンが終了する頃、多くの塾・予備校が合格実績を公表する。実績を公表する理由には大きく二つの側面があるように思う。  一つは、そうすることが現在通ってくれている、あるいは将来通おうかと考えている生徒やその保護者に対する義務だとする考えである。ちょうど上場企業が決算を公表することと似ている。この考えの場合、合格実績が良ければ…
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震災復興に必要なこと

 先日、ある会合で大学生の時に経済学を教わった当時の教授とお会いする機会があった。それはちょうど震災直後のことで、当然のごとく話題は震災のこととなった。しかし、そこはやはり経済学仲間である。被災地復興に向けての日本経済の今後について、先生の蘊蓄を伺うこととなった。 先生のお考えは、「むずかしい」のひと言につきるようであった。な…
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不正はいけないことだけれど

 京都大学や早稲田大学で携帯電話を利用したカンニング事件が起こり、世の中を騒然とさせた。  犯人が逮捕されるまでの間、いろいろな「識者」が新聞紙面やテレビ画面に登場しては「犯行の手口」を推論していた。ある人は、複数犯人説を、ある人は愉快犯説を、またある人は最新鋭の携帯を使った巧妙な犯行説を、確信を持って論じていた。  ふたを開け…
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内申点という魔物

 他校から赴任してきた公立中学校の教師が、前任校で作成したテスト問題をそっくり新任校で流用した。ケータイで連絡を取り合う能なしのお相撲さんのように、まさかばれることはあるまいとタカをくくっていたのだろう。しかし、この教師を上回る抜け目のない塾があった。その塾ではこの教師が前任校で作成した問題を取り寄せ、「傾向分析」と称して生徒に徹底して…
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金で動く人

 人が生きていく上で、金は必要である。では、どの程度の金があれば人は満足するのだろうか。大企業の経営者ともなれば、億を超える年収を得ている人もいるという。それだけの金額をもらうだけの価値があると認められているからもらっているのだろうが、私などは、そんなにもらって、いったい何に使うのだろうかと思ってしまう。しかし、たぶん贅沢にはきりがない…
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荒れる中学とトンデモ授業

 11月7日の朝日新聞湘南版に、横浜市立の荒れた中学の記事が掲載されていた。記事によると、かつての校内暴力のような集団での行動ではなく、数名の生徒が暴れているのだという。その生徒のために先生方は校内の見回りをし、そのため職員室には2、3人の先生が残っているだけという。これでは真面目な生徒が質問したくても出来ないだろうし、子どもたちに勉強…
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特待生制度

 事務員の話によると、ある新聞社から、私の塾の特待生制度についての問い合わせがあったそうである。その新聞社が調査したところ、このことについて最も進んでいるのが私の塾だということのようである。  マスコミが塾を取材するとき、その内容は合格実績に決まっている。それも、合格率ではなく、合格者数で塾を選ぶ。こうなると必然的に大手の塾に限ら…
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草食男子は英語が苦手?

 誰が名付けたのか、草食男子とは言い得て妙である。  私が推察するに、草食男子とは、①真面目でおとなしい男子 ②積極性に欠ける男子 ③人と面と向かって議論できない男子 ④女の子とはまともに話も出来ない男子 ⑤自分の内面に向かってしまい、自己をアピールすることが苦手な男子・・・こういった男子を指すのではないか。  長年、中学生…
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総理はいいな、サッカーはいいな

 安倍晋三氏から始まり鳩山由紀夫氏まで、内閣総理大臣が短期間にコロコロと4人も変わった。それぞれ理由はあるのだろうが、「わたし、やめます」と言えばそれで済んでしまう。内閣総理大臣とは、いかにも気楽な商売である。  サッカー・ワールドカップが盛り上がっているらしい。日本が1-0で勝てば、スポーツ新聞ならずとも1面トップで報道し、テレ…
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総論賛成各論反対

 仕事の上で良いアイデアが浮かぶことがある。それを会議で提案すると、たいていの場合全員が賛成する。そこで議案が可決するまでは順調にいくのだが、問題はいつもこのあとなのである。では誰が中心となって運営していくか、となったとき、皆尻込みしてしまう。「ちょっと都合が」と言って引き下がるか、あるいは自分の時間が減ることを嫌って引いていく人がほと…
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電動歯ブラシと手動歯ブラシ

  買って半年で故障してしまった。修理に出すと、有料だという。保証書もあるのにそんなバカな話があるかと抗議し、結局無料で修理してもらった。 ところが、三ヶ月後、また故障した。今度は有料だという。購入して一年もたたないうちに二度も故障し、しかも修理は有料では納得がいかず、販売店を通してメーカーに苦情を申し入れた。しかし、こちらは…
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ひとつ上へ

 冬季オリンピックで、スキー競技においてもスケート競技においても、解説者が同じことを言っていたのが印象的だった。 それは、「4年前のメダルのレベルは、今ではメダルのレベルではない」ということである。それだけ、全体のレベルが底上げされていると言えるのだろう。  これはスポーツの世界だけでなく、受験の世界にも当てはまるように思う。…
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命令調の本

 新聞に載る本の広告には注意して目を通している。もちろん、読みたい本を探すためである。広告掲載の書名を見て、最近気になることがある。それは、特にビジネス書や新書に、命令調のタイトルをつけた本が目立つようになったことである。  最近新聞で目にした書名では、『脳にいい本だけを読みなさい』、『通帳は4つに分けなさい』、『9歳までに「勉強…
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受験の収穫は人生観

 朝日新聞(2010年2月19日)に非常に興味のあるアンケート結果が紹介されていた。  「受験勉強に意味があった?」との問いに2366人の回答者中2102人が「意味があった」と答えている。これは回答者の89%、およそ9割になる。さらに、「小中学校の成績と人生は?」の問いには、回答者2942人中81%が「少しは関係ある(1649人)…
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田沼と松平

 田沼意次についての知識は乏しい。従って、乏しい知識とある程度の想像で書いていることをご了承願いたい。  田沼意次というと、時代劇ではいつも悪人として登場する。田沼政治の代名詞とも言うべき賄賂の横行によってである。確かに田沼が賄賂を受け取っていたことは事実のようである。しかし、それは5代綱吉時代の浪費から来る幕府財政の立て直しに充…
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森繁さん

 森繁久彌さんが亡くなった。大正2年生まれで、確か私の父も同じ年の生まれだったと思う。そんなこともあって、私は小学生の頃から森繁さんが大好きだった。  あの独特な森繁さんの歌は、どこか哀愁があった。なかでも「舟頭小唄」は子供の頃からよく歌っていた。大人になってからは「知床旅情」がカラオケでの持ち歌となっている。  テレビが出始め…
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国民審査

 社会科の教師として、小学生や中学生には、国民が主権者であること、主権者たる国民がもっている権利に参政権があり、参政権の中には最高裁判所裁判官の適否を判断する国民審査権が含まれていること、を教えている。  国民審査権を、三権分立の中で国民が裁判所に対して持つ抑制権であると教わり、国民審査の実態を知らない子供たちは、このことで日本が…
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転ばぬ先の杖

 後悔先に立たずと言う。どんな人生の達人でも、後悔したことは何度かはあるだろう。  小さなことであれば、あとで笑って済ませることもできるだろうが、大事件を起こしてしまえば、後悔してもどうにもならない。飲酒運転による交通事故などはその典型だろう。 したがって、後悔することのないように、あらかじめ準備をしておくことが必要である。「転ば…
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近未来小説~庄司家の食卓

 日本の食糧自給率をテーマにした近未来小説です。 1.プロローグ  「えーっ!今朝もご飯と生タマゴだけ?」  ねぼうして機嫌の悪い剛くんは朝からガッカリ。  「私はトーストと紅茶がいいな。」  妹のさくらちゃんも不満そうだ。  そういえば、いつもは毎朝みそ汁とコーヒーを飲んでいたお父さんも、最近はお茶だけになってしまった…
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濃厚接触者

 新聞の見出しでこの言葉を見てびっくりした。いったいどんな人間なのだろうと瞬間、卑猥な連想を起こした。たとえば、「私は彼女と濃厚接触者だ」などといえば、どのような濃厚な接触をしたのかと勘ぐってしまう。  実は「濃厚接触者」とは、「外国からの帰りの飛行機内で、新型インフルエンザを持ち帰った人と偶然近い座席に座っていた人」という意味ら…
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鉄は熱いうちに

 勉強に関して言えば、今の小学生を持つ親の考え方は完全に二極化してきた。片方の極は、私立中学や国立中学の受験を目標に勉強させているグループ、一方の極は、遊びや習い事などに時間を費やして、勉強は二の次と考えているグループである。    小学校を終える時点での両グループの学力差が天と地ほどにも広がることは明らかである。そして、よほど…
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分数のできない中学生

 以前、こんな中学2年生がいた。数学の授業で、図形は完ぺきにできる子だった。論理性も優れていて、証明も見事に解くことができた。しかし、代数となるとサッパリなのである。計算テストではいつも0点で、本人も計算には強い苦手意識を持っていた。  補講で個人的にその生徒を教えてみて、小学校での基本的な計算の知識が全くといって無いことを確認し…
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公立中学はどこへ行く

 神奈川県では今年、中学受験者数が過去最高になったそうだ。その最大の原因は、公立中高一貫校の登場である。今年開校した公立中高一貫校2校の受験者数が3625人にも達したそうである。この人数が、私学も含めた中学受験者数を押し上げた。    私学では日大藤沢中が今年から募集を開始した。定員は80名で、これに公立中高一貫校2校の定員32…
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本当に仕事はないのか

 世界的な不況の波をもろにかぶり、国内の大手メーカーは大きな打撃を受けているという。その結果、大量のリストラが行われ、特に派遣社員が寒空に放り出されて、働く場所も住むところもないと騒がれている。  しかしながら、派遣社員は会社との数年間の契約で雇用されているのだから、契約期間が切れて再契約されないのであれば、それは仕方のないことで…
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武士は食わねど-給付金受け取り拒否宣言

 勤労所得とは、人が汗水流して、苦労して働いた労働の対価として得たものをいう。これに対し、ギャンブルで得た収入や株で儲けた金、振り込め詐欺などの悪事で得た所得を不労所得という。不労所得で得た金をあぶく銭という。悪銭身につかずで、どうせろくな使い方はしない。  景気浮揚のためなのか、選挙対策なのか、どういう理由かはよく分からないが、…
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現代の教育と江戸時代の教育

 「塾へ通っている子供は遊ぶ時間がなく、かわいそうだ。」との親からの意見をよく聞く。そして「昔は暗くなるまで外で遊んだものだ。」と続くのが一般的な論調である。  このような意見の根源には「子供は勉強よりも外で遊ぶものだ。」との認識があるものと思われるが、果たしてそうだろうか。  今の小・中学生の親が生まれ育ったのは、ちょうど日本…
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世襲

 小泉純一郎氏が政界を引退し、後継に次男を世襲させることについて、賛否両論がおこっている。小泉家はこれで四代続けての世襲になるという。  政治の世界では、小泉氏のほかに安倍晋三氏、福田康夫氏、麻生太郎氏といった歴代内閣総理大臣が、また、民主党の小沢一郎党首も世襲議員である。他にも国会には大勢の世襲議員がおり、世間は一般に議員の…
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景気の波と成績の波

 サブプライムローンにはじまり、昨今のリーマンブラザーズ倒産にいたるアメリカ経済の衰退は、世界経済にも影響を与えつつあるようだ。テレビでの評論家の発言によれば、日本経済もまた冷え込んでくるとの予想が一般的のようだ。  平成に入り、バブルがはじけ、一気に景気が後退した。銀行は不良債権の処理に走り、貸し渋り、貸しはがしで中小企業のみな…
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エコヒステリー

 今や、何かと言えばエコである。新聞にエコという言葉を目にしない日はないし、テレビのコマーシャルでも多くの企業がエコを前面に出した宣伝を繰り広げている。地球環境の悪化に最も貢献していると思われる自動車会社や建設会社もエコに協力的な宣伝をしているのには恐れ入る。  エコは正義であり、エコと言えば何でも認められるような風潮が世の中にあ…
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ツバル水没の原因は?

 「北極の氷が溶けたら海面はどのくらい上昇するか?」  昔、こんなクイズを友人から問われた。  私は「変わらない」と答えた。  水が氷になると、体積は増える。増えたぶんの体積が海面上に出ている。この氷が溶けて水になれば、海面上の氷の体積だけ減るので、海面は高くも低くもならない。  私はずっとこのように思っていたので、実のとこ…
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モンスター・ペアレント

 事情があって『財界さっぽろ』という雑誌を購読している。  北海道の政治や経済には全く関心はないが、この雑誌には教育に関する記事があり、また、広告にススキノのお姉さんが掲載されているのが楽しみで読んでいる。  『財界さっぽろ』の今月号には「モンスター・ペアレント」が特集されていた。北海道にもご多分に漏れずモンスター・ペアレントな…
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腑に落ちないこと

 数年前、私の塾のマイクロバスが神奈川県の排ガス規制にかかり、やむなく手放すこととなった。まだまだ走れるのに、もったいないとは感じたが、決まり事なのでどうしようもない。  ところで、手放したマイクロバスはどうなったかというと、ベトナムかどこかへ送られたらしい。東南アジアでは排ガス規制など無いので、思う存分二酸化炭素をまき散らして走…
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子どもを信頼するということ

 母「宿題はないのー?」  子「ないよー」  母「宿題おわったのー?」  子「おわったよー」  どこの家庭にもある母と子のなにげない会話である。  子どもの返事に母は「本当に宿題ないのかな?」「本当に宿題終わったのかな?」と、一瞬疑問を感じるが、「これ以上子どもを追求することもやっかいだ。とりあえず母親として子どもに声…
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後部座席シートベルト

「補助席にシートベルトのついていない車に子どもを乗せる配慮の欠如」により、私の塾の安全対策に不信があるとの理由で子どもを退室させた親がいる。  私は「偏差値アップより先ず安全」をモットーに塾を経営している。その一環が車による送迎である。まさか送迎が原因で安全対策が逆評価されることになるとは思わなかった。  6月からスタートし…
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塾の送り迎え

 6月10日の朝日新聞投書欄に、塾に子どもを迎えに来る車のマナーが非常に悪いことが指摘されていた。投書した川崎市の主婦の意見には全く同感である。  この方は「合格実績では名門とされる塾だが、考えるのは自分の子どものことだけで、まわりへの迷惑を顧みない」保護者に、「そうまでしても、結局のところ良いことは何もないのではないか」と述べて…
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もったいないということ

 ノーベル平和賞を受賞したケニアのマータイ氏は、「もったいない」という日本語を世界に広めたいと述べたそうである。  このこともあって「もったいない」は入学試験にも頻繁に出題されることになった。滋賀県の嘉田知事も、選挙のときの標語に使ったように記憶している。  たしかに、生活の中で「もったいない」と感じることは多々ある。資源にせよ…
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塾の学費を都が融資することについて

 「年収約200万円以下の低所得世帯を対象に、子どもが高校や大学受験のために学習塾に通うときの費用を無利子で貸し付ける制度を東京都が始める」との記事を目にした。(朝日新聞4月16日夕刊)  記事によると、都市部では塾通いが日常的になる中、親の経済力で子どもの教育に格差が生まれるのを防ぐのが、この融資制度のねらいなのだそうである。 …
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続・前期選抜廃止論

 「公立高校入試 推薦選抜各地で廃止」こんな見出しのトップ記事が4月13日の朝日新聞朝刊に載っていた。  記事によると、埼玉県で2010年度から自己推薦をやめ、事実上の前・後期の一本化を目指すという。和歌山県では既に2007年度から推薦入試(前期)をやめたとのこと。静岡県では今年から前・後期制を一本化した。三重県でも入試制度を簡略…
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千代と富子

 中学2年生の歴史の授業で応仁の乱を扱ったときのことである。例によって脱線し、授業の内容はいつのまにか日野富子の話へと逸れていった。 日野富子と言えば、八代将軍足利義政の妻で、天下の悪妻として名高い女性である。書名は忘れたが、司馬遼太郎さんの戯曲にも応仁の乱を引き起こした金の亡者として登場している。  それによると、つくる必要…
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地理の知識

 日本地理学会が調査した結果、宮崎県の位置が分かる高校生は42%、イラクは25%だったそうである。高校生でこうなのだから、中学生ではもっと低い数字になることだろう。  中学生の地理の知識が乏しいことには、受験直前の中学三年生に地理を教える中で、毎年驚かされている。  日本地図から全ての県を答えられる生徒は、ほとんどゼロに等しく、…
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