宮澤賢治を読了

画像 小学4年生の国語では、4月から芥川龍之介の本を読んできた。4ヶ月かかって読了し、後期は9月から宮澤賢治の本にチャレンジし、3ヶ月で1冊読み終えた。

 『注文の多い料理店』や『銀河鉄道の夜』などの有名な物語に加え『貝の火』など、あまり目につかない物語を含んだ本は、どれも小学4年生には読みやすく編集されていた。二人の4年生は、いつもその都度感動をみなぎらせ、次に読む物語を楽しみにしていた。 授業では、1回にひとつの物語を音読させ、読了後は芥川龍之介のときと同様すべての物語でそのあらすじと感想を書かせてきた。子供の成長とはすごいもので、わずか数ヶ月の間でずいぶんと立派な作文が書けるようになった。
 次回からの授業では一人の作者にこだわらず、古典から現代作家までを含めた作品を読ませようと考えている。私自身、小学生に読ませたい作品がたくさんあり、それらすべてを読ませたい気持ちがあるが、そこは冷静に選択し、じっくりじっくり古今東西の名作に触れてもらいたい気持ちでいる。

 同じとき、小学6年生の国語でも問題集を一冊仕上げた。この問題集は、公立中高一貫校入試対策用に編集されているものではあるが、入試とは関係なく国語の問題集としてよく編集されたものである。たとえば「人間としてのやさしさ」あるいは「世間と社会の相違」などをテーマとした文章が与えられ、それについて自分の意見を自己の体験を交えて作文にする問題が課せられる。
 はじめは何のことやらさっぱり理解できなかった生徒も、問題集終了直前にはかなりの長文を音読し、作文が書けるようになった。すっかり音読と作文に興味を持った生徒は、今の勉強をもっと続けたいと言い出したので、さっそくアマゾンから同じシリーズを取り寄せ、音読と作文を引き続き勉強することとなった。今までは日本語と接する機会が少なかったこの生徒も、最近は学校で朗読が誉められるようになったとのこと。そこに御恩塾での勉強の成果が多少なりとも入っていれば、喜ばしいものと思っている。

 いま、小学5年生の国語に苦戦している。6年生の子と同様、まだ日本語に十分なじんでいない境遇にある生徒には読むことにも書くことにも苦痛を伴っている様子はよく理解できる。しかし、時間とともに4年生や6年生のように、スラスラ読み、書けるようになってくれるだろうと思っている。 

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