やる気 2

keyaki1.jpg 夏休み前に危惧していたことが起きてしまった。実は、9月最初の授業から勉強に来なくなった生徒が何名かいるのである。しばらく様子を見ていたのだが、夏休みが明けた9月から学校へ行くことを嫌がったり、勉強へのやる気を無くしてしまった生徒が残念ながらご恩塾生の中にも現れてしまった。指導者としての私の未熟ゆえである。
 
 なぜ、やる気が失せてしまったのか。その原因は人によって様々なようである。8月は学校からはなれてのびのびと生活してきたが、9月が近づくにつれ、イヤな先生や自分をいじめている同級生の顔が浮かんできて学校へ行くことに恐怖心がわき起こるようになった生徒もいるかもしれないし、夏休み中の学習の遅れから受験に対するやる気が空回りし将来への絶望感を抱いてしまった生徒もいるかもしれない。
 今、彼らは自分にとって最後の砦であるはずのご恩塾をも切り離そうとしている。ご家族の悩みや不安は想像するに難くない。なにしろ、勉強からも高校受験からも逃げ、この先どのように生きるか、本人には考えることもできない状況にあるのだから。

 私の目から見て、このような状態に陥っている生徒たちは一様に真面目すぎるのである。真っ白な正義感と「クソ」がつくほどの真面目さが、集団としての社会になじめないのだ。だから、人のちょっとした振る舞いに心を痛め、やがてそれに嫌悪感を抱き、遂には自己否定そして全否定につながってしまう。
 問題があるのは、やる気を無くした子どもではなく、そのようにさせた世の中かもしれない。そんな世の中で、真っ白な正義感を貫き通す子どもがいてもいいし、いるべきだと私は思う。だから、もったいないのである。もっと自信を持って生きてもらいたい。今なら再チャレンジできるのである。
 肝心なのは、生徒たちのやる気である。これが無い限り、私にはどうすることもできない。やる気を持ってもう一度ご恩塾に足を運んでくれさえすれば、何とか手助けできるのだが。

ご恩塾は、家計が苦しく塾に通うことはできないが、勉強への意欲を持つ生徒が集まる塾である。その意味では「やる気の失せた生徒は来てもらわなくて結構です」と言うことは簡単である。しかし、何かの縁で一度は共に勉強した生徒たちである。そして、不正義がまかり通る今の世の中を正す可能性を持った生徒たちである。
 何とかやる気を奮い起こしてご恩塾に戻ってきてもらいたいものと願っている。

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