二十四の瞳

画像 これまでは何の不安もなく、ごく普通の生活を送っていた家庭が、突然生活を一変させられる状況に陥ることは、不幸にして稀におこる。災害や事故で家族を失ったり、家庭内の問題から起こる事件などもそうである。

 ご恩塾にも、何かしらの問題を抱えて訪ねてくる親子もいる。その中には、突然の経済的事情の変化によって、塾に通うことが出来なくなった例もある。やる気を持って勉強していた子どもたちが、お金の問題で塾通いを諦めざるを得なくなるのは、それが本人の責任ではないだけに残念なことである。微力ながらもご恩塾はこのような子どもたちの受け皿になりたいと思う。

 それにしてもしゃくにさわるのは、そのときの塾の対応である。私が生徒から耳にする限り、どこの塾(決まって大手塾である)でもそっけなく、「ああ、そうですか」と、退塾願いの用紙をくれるだけのようである。前払いしている授業料は「いかなる理由があっても」返してくれない。
 いずれにしても、突然苦しくなった家計についての相談には一切応じない。もしも経済的事情による退塾でなければ、あの手この手の「親身な」相談があるのかもしれないが。

 ちょっと愚痴がすぎた。このようないきさつから、ここのところ生徒数は増え、12名になった。昨年のピークが11名だったから、最多記録である。
 12名の生徒数といえば、壺井栄の小説『二十四の瞳』を連想してしまうが、ご恩塾には幅広い年齢層が集まっているので、小説のように同じ年齢というわけにはいかない。特に、高校受験生が増えてきたので、私の責任はますます重大である。
 私にとって幸いなことには、集まってくる生徒さんが皆、前向きでまじめなことである。そのため、今は特定の生徒について勉強以外のことで悩むことも無く、私の本来の仕事に没頭できている。

 今週で全ての中学の中間テストが終わる。小学校の学校行事も一段落。これから夏休みに入るまでは、落ち着いて勉強に取り組んでもらうことが出来るだろう。私も体調に注意して、無理せずに夏休みまでの残る1ヶ月を乗り切りたい。

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この記事へのコメント

元湘進生徒です
2019年06月19日 07:54
ご無沙汰しております。という挨拶でよろしいでしょうか。元湘進生徒です。最近は親御さんの意識に問題があり、言い方は悪いですが欲張りなご家庭もあります。本当に困っているご家庭のためにお身体に気をつけて理念を通してください。応援しております。

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