親の陰を気にせず

画像 受験指導やカリキュラムを消化する義務のプレッシャーがなく、今はのびのびと、思うように授業が出来ることを以前に書いた。実はもう一つ、非常に大きなプレッシャーから解放されたことをしみじみ感じている。

 それは、生徒の背後に存在する親からのそれである。どんな職業でも、お金を稼げなければあがったりで、そのためには「客」の存在が不可欠である。人様から「先生」とよばれる職業であっても同様で、教師にとっての客は、生徒の保護者である。
 したがって、学校であれ、塾であれ、習い事であれ、教師は保護者の存在を気にせずにはいられない。保護者の要望には極力応え、保護者からの苦情には誠意を持って対応し、保護者と密接な関係を築こうと努力する。モンスター・ペアレントの出現ともなれば、とにかく大ごとにならぬように適切に処理する才覚も必要となる。こういったことは当然のことであり、こうした努力によって保護者との関係が良好なものとなれば、生徒指導の効果も高まることに繋がる。
 ところが、ご恩塾では少々事情が異なる。そもそも、ご恩塾は金を稼ぐことを目的としてはいないので、基本的に「客」は存在しない。生徒の保護者も、私にとって客ではない。入塾希望者の面接は生徒のみであり、親は立ち会う必要は無いのだが、それでも気になるのか、結果的には保護者同伴となる場合が多い。この場合でも、会話は対生徒のみで、親はただ黙っているだけである。市役所の方から十分説明を聞いていることもあると思う。
 ご恩塾では、勉強についての親の要望は一切聞かないことにしている。それよりも、私が考えた通りに勉強してもらう方が効果は出ると確信しているし、親の方もおそらくはその方が気が楽だと思う。もちろん、高飛車な態度で親と接するということではなく、親の方に顔を向けるよりも、私のエネルギーのすべてを生徒と向き合うことに注ぎたいとの考えからである。
 いずれにしても、親の陰を気にせずに指導できることは、私の精神衛生上、すこぶるよい。

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