一発勝負

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 水泳のロンドンオリンピック代表選考会での代表の選び方が実に良い。レースで上位2位以内に入り、かつ基準のタイムを上回ること。これだけだとのこと。過去の実績も全く無関係。これほどわかりやすい代表の選び方はない。

 当日、体調が悪く思うように泳げなかったとしても、それは自己責任であり、不運だと割り切るほかない。
 スポーツの選考会においても、受験においても、運不運はつきもので、不運な結果で失敗したとしても、本人には結果を納得し割り切ることができる。

 公立高校入試も、かくありたいものである。神奈川県では来年度からは、あの天下の愚策ともいうべき前期選抜が廃止されたことには一定の評価ができる。しかし、まだ内申点という、極めてグレーな制度が残されたままである。
 中学教師が生徒の成績を評価すること自体は悪いことではなく、どちらかというと必要やむを得ざることであると思う。ところが、それが高校入試の資料となることが、様々な意味で不公平感をもたらしている。
 大学入試においては、AO入試だとか、推薦入試だとかが未だにはびこっているものの、トップレベルの大学ではペーパーテストの一発勝負で合否が決まる。本当に実力のある受験生は、学校推薦など蹴って、実力勝負の入試一発勝負に臨んでいるのが現状である。
 中学入試においては、なおさらはっきりしていて、公立中高一貫校であれ私立であれ、どの中学でも小学校の「あゆみ」など、全く入試の参考にはしていない。目を通したとしても、せいぜい欠席日数ぐらいなものであろう。参考にするのは、入学試験の得点である。

 「先生に嫌われているから」とか、「学校間の格差によって」あるいは「塾でもらったプリントと同じ問題が出た」などの、本人の本来の学力とは全く関係ない理由で内申点が左右されることがあるとすれば、これは受験生本人の運不運の問題ではない。このようなダーティーな要素が絡まる内申点を高校入試の選考資料とすべきではないと私は思う。
 一発勝負。実にさわやかで、スポーツの世界でも受験の世界でも、考えられる最高のフェアな選択方式である。
 希望するみんながオリンピックに出られる。受験したみんなが希望する高校に合格できる。こういうことが不可能である以上、誰もが納得できる、あるいは納得せざるを得ない選抜方法を取り入れるべきである。
 私は、それは一発勝負以外にはないと確信している。

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