草食男子は英語が苦手?

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 誰が名付けたのか、草食男子とは言い得て妙である。

 私が推察するに、草食男子とは、①真面目でおとなしい男子 ②積極性に欠ける男子 ③人と面と向かって議論できない男子 ④女の子とはまともに話も出来ない男子 ⑤自分の内面に向かってしまい、自己をアピールすることが苦手な男子・・・こういった男子を指すのではないか。

 長年、中学生と接してきた中で、このような草食系の男子が増えてきたことを最近とみに実感している。勉強面に関して言えば、数学や理科は得意だが、英語や音楽が苦手な子が多いことも特徴の一つである。はにかみ屋の彼らは、こつこつ机に向かうことは得意だけれども、人前で発表することなど、とてもとても出来るものではない。だから、大きな声を出して英語の本を読んだり、ましてみんなで歌を歌ったりすることなど、恥ずかしさが先行してしまうのである。たとえ、回りに誰もいない密室の中であったとしても、大きな声を出して本を読むことは、まず無いだろう。
 英語の学習にとって絶対に欠かすことの出来ないことは、声を出して読む作業である。単語一つを覚えるときにも、書きながら声を出して発音する勉強を誰もが経験してきたことだろう。しかし、草食男子は声を出さない。そのために英語を覚えきることが出来ないまま、英語が苦手となり、成績の上でも大きく損をしてしまうのである。

 このような子も、年と共にだんだんと世間ずれしてきて、その多くは、高校の高学年にもなれば、誰とでも愛想よく話すことが出来るようになってくる。彼女ができれば、女の子とも普通に話せるようになることだろう。だから、長い目で見れば何の心配もないことである。
 問題は、そうなるまでの間である。特に公立中学生の場合、この間には高校入試がある。高校入試に大きな影響を与える内申点の評価もある。内申点では、教師の目には積極性に欠けるように見えるため、英語、音楽、体育などで草食男子は大きな損をすることになる。こうなると、親としては「放っておこう」と気長に待つ余裕はなくなる。

 ではどうするか。ひとつは、彼らに自信を持たせることだろう。勉強でなくともなにかひとつ、他の人よりも秀でた点を大いにほめて「自分は出来るんだ」と自覚させることである。このことによって、苦手を克服していく力がついてくることが期待される。
 もう一つは、彼らをよく理解してくれる指導者に恵まれることだ。良き指導者に巡り会うことが出来れば、素直に指導者の言葉に耳を傾けることができるはずで、それによって、自分が苦手だと思っていたこと、恥ずかしいと感じていたことから脱却することが可能となる。草食男子の親は、是非我が子の指導者さがしに奔走してもらいたい。

 思うに、肉食系よりも草食系の方が健康に良いし、長生きもする。かっとなって暴力沙汰を起こし、他人に危害を加える率も少ない。将来性は肉食系ではなく、草食系にある。頑張れ、草食男子!

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