森繁さん

 森繁久彌さんが亡くなった。大正2年生まれで、確か私の父も同じ年の生まれだったと思う。そんなこともあって、私は小学生の頃から森繁さんが大好きだった。

 
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あの独特な森繁さんの歌は、どこか哀愁があった。なかでも「舟頭小唄」は子供の頃からよく歌っていた。大人になってからは「知床旅情」がカラオケでの持ち歌となっている。
 テレビが出始めの頃、「七人の孫」という番組があり、おじいさん役の森繁さんを見ることを楽しみにしていたものだった。ラジオではつい最近まで「日曜名作座」を聞いていた。何人もの役をこなしながらの独特の朗読がとても良かった。
 何年も前に、ラジオで森繁さんの生い立ちを聞いたことがある。まさに波瀾万丈の生涯で、今の時代の人間ではとても経験できないことをつまれたようだった。その中で「大正生まれは、つらーい人生を送ってきたんですよ。」と、記憶ははっきりしないが、だいたいこのようなことを話しておられた。なぜかこの言葉が今でも強く印象に残っている。
 もっと森繁さんを知りたいと思い、森繁さんの著作を何冊か購入し、立て続けに読んだ。歌や演技ももちろんだが、その文章力には感動した。私は今でも文章を書くときには森繁さんの文章をまねるようにしている。もっとも、いまだに足元にも及ばないが。
 偶然古本屋で見つけ、400円で買った昭和55年発行の『森繁自伝』に、ご本人のものと思われるサインがあった。今となっては貴重な蔵書である。

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