景気の波と成績の波

 サブプライムローンにはじまり、昨今のリーマンブラザーズ倒産にいたるアメリカ経済の衰退は、世界経済にも影響を与えつつあるようだ。テレビでの評論家の発言によれば、日本経済もまた冷え込んでくるとの予想が一般的のようだ。
画像

 平成に入り、バブルがはじけ、一気に景気が後退した。銀行は不良債権の処理に走り、貸し渋り、貸しはがしで中小企業のみならず大企業の倒産も続き、リストラという言葉が流行った。
 この、バブル崩壊の頃、「景気はいつ頃良くなるのでしょうね」と、まるで飛び去った渡り鳥が再来するのを待ちわびるかのような会話があちらこちらであった。また、「日本経済はこれでおしまい。地価や株価が上がることはもうない」との悲観論もあった。
 私の塾に関しては、少子化などの影響で、その後の業績回復もなく、相変わらずのどん底状態がつづいている。一方で、IT産業を中心に大儲けする企業が現れ、日本経済全体としては、ついこの前までは好景気が続いていたと言われている。好景気の実感がないのは、多分私だけではないだろう。
 資本主義経済には、どうしても景気の波は避けられない。いいときもあれば、悪いときもある。こう思って、我々庶民は明るい未来を願いつつ、真面目に生きていくしかない。

 景気の波と同じように、学業にも成績の波がある。多くの親、特に父親は、子供の成績が上がり続けていなければ納得しない。たしかに、中にはそのような生徒も存在する。しかし、一般には成績は上がり下がりを繰り返す。そして地道に努力を続けていれば、ジグザグを繰り返しつつも、少しずつ上がっていくものである。親が望むように、傾きが正の一次関数のグラフのようには成績は上がらない。
 一度のテストで成績が下がったことに腹を立て、塾をやめさせてしまう、あるいは替えてしまう親がいるが、景気に波があるように、成績にも波があることを認識してほしい。そうでなければ、一生懸命頑張っている子供が浮かばれない。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック