集中力

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 「あいつは頭がいい」などという言葉をよく耳にする。確かに、悔しいけれど、世の中には「頭がいい」人は存在する。

 では「頭がいい」人とはどのような人を指すのだろうか。子供の世界では、たいていの場合、さしたる努力をしている風ではないのに、テストでよい点を取る人のことを言うようである。では、このような人たちは、どのようにしてテストでよい点を取っているのだろう。記憶力が優れているのか。それとも、生まれつき頭がいいのか。
 私は、いわゆる「頭のいい人」とは、優れた集中力を持っている人だと思う。例えば授業中である。皆に平等に与えられた一時間の授業の中でも、集中して授業を聞いている生徒と、いたずらをしたり、居眠りをしたりして一時間を無為に過ごす生徒とでは、授業内容の理解に格段の差が生じる。つまり、集中力とは、カメラの焦点のように、一つの対象にピタッと合った状態を言い、それが続けられることを言うのだろうと思う。
 では、集中力をつけるためにはどうすればよいのだろう。例えばスポーツ、特に球技は良いようである。一つのボールを追い求めていく中で集中力が身に付くことは十分考えられる。釣りもいい。場合によっては何時間も一つのウキに集中し、ちょっとした動きの変化も見逃さない姿勢は、集中力の訓練になりそうである。読書や囲碁・将棋なども集中力が身に付くだろう。確かに、これらのものが好きな人の中に「頭のいい人」が多いように感じられる。
 私は今、授業時間の中で集中力を身につけさせる方法を考案中である。と言うのも、特に最近、集中力に欠けた生徒が増えてきているように感じられるからである。
 一時、呼吸法を考えたことがあった。授業開始前、生徒に腹式で深呼吸をしてもらうというものである。「そんなことはいつもやっている」と答えた生徒がいた。聞けば、吹奏楽部に所属しているという。確かに、吹奏楽部ならば呼吸は大切なことであろう。しかしながら、その生徒はどう見ても集中力のある生徒には見えなかったので、呼吸法の効果を疑い、取りやめとした。
 呼吸法以外に、どんな生徒にも一時間の授業を無駄にさせず、集中させる秘策を、目下集中して考えているところである。もちろん、全生徒を集中させうる授業内容が大前提であることは言うまでもないが。

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