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zoom RSS 晩年の分かれ道

<<   作成日時 : 2015/12/18 01:30   >>

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 人間、60をすぎて晩年期を迎えると、その前には2つの分かれ道が待ち構えている。

 一つ目の道は、穏やかな晩年が保障されている道である。役所や一流企業を定年退職し、葬式後も含め安心して老後をおくれるだけの貯蓄があり、家庭にも何の不安もなく孫に囲まれて悠々と生活できる、まさに「六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従うて、矩をこえず」の心境に達した人たちが歩む道である。
 二つ目の道は、経済的に老後の不安があるか、家庭内がうまくいっていないか、あるいは精神的、身体的に不安を抱えている人たちが歩む道である。この道は、老いてなお歩き続けなければならないいばらの道であり、決して戻ることの出来ない人生最後の一本道になる。ひとたびこの道に足を踏み入れれば、その老人は気が短くなり、何事にも不満を言い出すようになり、だれかれとなく怒鳴りつけるようになる。

 60代のお年寄りに席を譲ったら「ふざけるな」と言われた中学生の投書があった。このお年寄りは、間違いなく「二つ目の道」に足を踏み入れた人である。まわりの人が自分にどんな親切な行為をしようが、それをすべて悪意と受けとってしまう。この哀れな方の心境は、同年代の者として何となく分かる気がする。きっと「ふざけるな」と言った後、激しい自己嫌悪に陥っていることだろう。
 規制緩和、イノベーション、グローバリゼーションが声だかに叫ばれ、弱肉強食がまかり通る今の時代に乗り遅れるのは、どうしても年よりになる。しかも、社会保障が十分とは言えない今の世の中では二つ目の道を歩まざるを得ない老人は多く、今後も増加することだろう。

 私のことである。すでに60を越えたどころか、半年後には70になる。老後は妻と共に悠々自適の生活を送りたいとは思う。しかし、どうやら私も多くのご同慶と同様、二つ目の道に足を踏み入れざるを得ないようである。いや、すでに戻ることの出来ないこの道を歩み始めているのかも知れない。それでも、これからは理性を前面に出し、一呼吸置いた後に判断を下すように自己を戒めなければならないと思っている。あがきながらも「耳順う」老後を送りたいものである。

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