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zoom RSS 頑張ることを否定する発言を否定する

<<   作成日時 : 2015/02/11 01:37   >>

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画像 「『頑張れ物語』」の落とし穴」と題した、家庭教師を職業とされる女性の方の「語り」が朝日新聞に掲載されていた(2015年1月21日) 。この方は、中学受験で「頑張る」ことを冷ややかな目で見ているようだ。

 以下、朝日新聞からこの方の「語り」を引用させていただく。

 正月特訓とか夏季合宿とか中学受験業界には独特のやり方がありますが、「がんばった」という物語を作り出したいという大人の願望の反映だと思います。正月に勉強したって泊まり込みで勉強したって、成績が良くなるとは限らない。むしろ、そうしたイベントは勉強にとっては無駄です。

 この方は、「中学受験に関わって15年以上になりますが・・・」と述べ、ご自身が中学受験のベテランのごとく話しておられるが、私は中学受験に関わって40年以上になる。私に言わせれば、中学受験指導歴15年程度は、まだヒヨッコである。この方は親の気持ちも子どもの気持ちも、ついでに塾教師の気持ちも、なんにもわかっていない。
 第一に、夏季合宿は成績を上げるために行うものではない。同じ志を持った子供たちが寝食を共にして勉強すること。このことが大切なのである。
 「先生、オレ勉強が楽しいものだってこと、この合宿で始めて分かった。」と私に言った子どもがいた。合宿を機にその後の勉強に取り組む姿勢が大きく変わった子どもたちは大勢いる。合宿は成績を上げるためのものではなく、これからの長い受験勉強を動機づけるためにあることを、この方は知らない。
 第二に、正月特訓は成績を上げるために行うものではない。この方の言う通り、たかが3日間程度の正月特訓で成績が上がることはない。それほど中学受験は甘くはない。しかし、正月特訓は成績を上げるために行うものではないことを、おそらく正月特訓の指導を体験したこともないであろうこの方は知らない。家にいれば、親戚が集まり正月気分で落ち着かない。だから、仲間と一緒に落ち着いて勉強する場が欲しい。その場が正月特訓なのである。私はこの40年間、1月1日をのんびり過ごしたことはない。元旦から中学受験生のための特訓に出ているからである。何としてでも生徒を合格してあげたい、こんな気持ちが私にはある。この方は「無駄だ」の一語で片付けてしまっている。おそらくのんびりと正月をおとそ気分で過ごしていらっしゃるのだろう。
 第三に、これは聞き手である記者の作為なのかも知れないが、「成績が良くなるとは限らない。」とのあいまいな表現でごまかしていることである。
「成績が良くなるとは限らない。」とは、逆説的に言えば「成績が良くなることもある」と解釈できる。事実、私の塾の生徒に限って言えば、夏季合宿や正月特訓によってその後の成績が良くなっている生徒は大勢いる。
 最後に、この方が考えているほど中学受験生の親は愚かではないことを申し述べておきたい。この40年間、中学受験を目指す保護者様と接してきた経験から言えば、客観的、冷静に子どものことを考えている保護者様が圧倒的に多く、ずっと以前に中学受験を終えた今でも、そのような方々と年賀状の交換を推し進めている。皆さん、すばらしい方たちばかりである。
「がんばれば夢はかなう」とか「親の愛情が子どもを伸ばす」ことをこの方は「一見美しく見える物語」と切って捨てているが、これはまちがいである。このような冷めた気持ちで中学受験生を指導しているのであれば、指導された受験生がかわいそうだ。「がんばれば夢はかなう」このことを教えるのが教師であり大人の役割であると私は思う。

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