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zoom RSS 子どものころの花見の思い出

<<   作成日時 : 2014/04/01 01:43   >>

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北海道の桜の開花は5月である。「内地」とちがって花と葉が同時に開くので、それほどきれいだとの印象はなく、私は桜よりもむしろ家の敷地内にあったアカシアの花が好きだった。

 昔の家庭はどこでもそうであったように、我が家も家族そろってどこかへ出かけることなどほとんどなかった。それでも5月のあるとき、父の会社の花見に便乗して、家族で花見に出かけたことがある。当時、留萌には桜の名所と言われるところはなく、本郷というところまで汽車で出かけた。汽車は、全く馬力のない蒸気機関車で、トンネルに入る直前に窓をしめておかなければ、社内が煙と煙のにおいで充満することになる。この汽車は、天塩炭鉱鉄道、通称テンテツという名の父の会社が動かしていたもので、もちろん今はない。
当時、我が家ではチビという名の雑種犬を飼っていた。花見にはチビも連れて行った。留萌から本郷までは、汽車で30分ほどだったろうか。本郷で遊んでいるうちに、チビの姿が見えなくなった。慌てて探したが見つからず、南極物語のタロ、ジロよろしく、チビを本郷に残したまま、泣く泣く帰ってきた。
 1週間ほどして、チビが家に戻ってきたのである。テンテツの駅員さんの話によると、線路を歩いている小型犬を見たとのこと。きっと、チビだったのだろう。1週間かけて線路をとぼとぼ歩き、飼い主である我々のところに戻ってきたのだ。家族は泣いて喜んだ。このことは、ちょっとした留萌の話題にもなった。
 花見のシーズンになると、いつも本郷での花見のこと、チビのことを思い出す。もう60年近くも昔のことである。

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